今季フランスで走る最後のレースを終えて。


ブログを読みにきてくれた皆さんこんにちは。日本は少しづつ秋へと季節が変わり始めている頃でしょうか。南仏はまだまだ暑い日が続いていますが自分は昨日、今年フランスで走る最後のレースを走り終えました。Team Payname で走る最後のレースでもありました。今は帰国の荷物もまとめ終わりフランスで過ごす最後の夜を過ごしています。


振り返ると今年も自転車ロードレースを通していろいろな経験ができたと思う。希望に満ちた気持ちで1月にフランスへ来た日のことをよく覚えてる。新しいチームの中に自分の居場所を作ることやセレクションに入るためにチームからの評価を獲得することに必死だったり。





何かを求めて5月にタイへ飛んでいき、そこでは新城さんと土井さん方と合宿させてもらって先輩たちの背中を見て走り続けて自分が見失っていたものに気づくことができたり。



全日本選手権へ単騎で参戦して、そこで新しい価値観に出会うことができて...



夏に再びフランスへ戻ってきてこの夏はプロセスを大事にして精一杯走った。







今年も自転車ロードレースという旅に濃い1ページを刻んだ年になった。最後のレースは結果とか順位とかそういうことじゃなくて、この場所へさよならを言うように走った。来年がどうなるかとか先のことはまだ見えてこない。だけど、自分は来年ここへ留まるべきじゃない。それだけははっきりとわかる。5シーズンを過ごした南仏のこの土地は、自分の夢の場所に、憧れた世界へ、そこへ本気で行こうとして走った場所だ。


日本へ帰ったら夏を走りきってスカスカになった身体を充電して新しい時間を過ごしていこうと思います。今シーズンもたくさんの応援ありがとうございました。




面手 利輝