シーズン最初の一ヶ月。


気がつけばもう3月。オフ明けてシーズンが始まってから時間が経つのが早く感じます。沖縄合宿から今季の活動が始まり新しくチームメイトとなった選手たちと馴染むのに少し緊張して過ごしていたのがつい先日のように感じるがあっという間に最初の一ヶ月が過ぎました。

先月はアンカーデビュー戦として迎えた4日間のステージレース、ツール・ド・フィリピンを走りました。シーズン初戦として迎えたフィリピンの4日間はコンディション的にもまだまだ不十分で受け身のレースをしてしまう日が続いたが毎ステージごとに自分がチームに対して、エースに対して何ができるか。そういうことを考えながら走った4日間はこれからこのチームで走っていくうえで今の自分にはとても大事なことだろう。
最終日にようやく逃げに乗れてチームに貢献できる走りができたツール・ド・フィリピンでした。






一時帰国後すぐに渡仏してクロアチアで走った2レース。
クロアチア1戦目 3/1 ウマグ トロフィー161km (Umag Trophy) UCI EUROPE TOUR 1.2   結果:37位 + 15秒

スタート前は激しく雨が降っていて厳しい天候の中のレースになると思ったがレースが始まるとやがて天候も回復し、レース終盤には路面も完全ドライコンディションになった。コースも平坦系のスピードレース。レース終盤にそれまで最大2分差をつけて逃げていた数人の逃げグループを簡単に飲み込むスピードで集団はゴールへ向かって進み各チームそれぞれが集団ゴールスプリントに備えて激しい位置取りを展開しながらのラスト15km。

ゴールへの距離を10km、7km、4km、3km..と縮めていくスピードの上りきった集団の前方でスプリンター鈴木龍のアシストとして激しい位取り争いをして龍を良い位置で発射させようと試みたが、あまりの位置取りの激しさに最終局面は難しいレースだった。



クロアチア2戦目 3/4 ポレチェ トロフィー154km (Porec Trophy) UCI EUROPE TOUR 1.2   結果:80位 + 0秒
この日は風が強く横風区間での攻撃に警戒して念入りにコースに対しての風向きを確認してからスタート。横風区間では集団がいくつにも割れたりまた戻ったりを繰り返しながら激しい位置取りと横風区間での攻撃に対する警戒で常に気の抜けない150km。この日は最後ゴール前に続く緩い登りで位置を下げてしまい80位でゴールした。

今回のこの2レースでの失敗点と良かった部分を見直して、またトレーニングして次のレースへ備えていきたい。


クロアチアでの2レースを走り終えて自分はしばらくレースが空きます。チームはメンバーの入れ替えをしてこのままクロアチアでのステージレースを控えてるのであと2週間、日本へ帰るまでの期間クロアチア合宿だと思ってトレーニングに励みたいと思う。


写真は移動日イタリアでの一枚とクロアチアでのオフ日。ホテルの近くにはオシャレな港町があって雰囲気の良いところです。