上限ない追求心。

 たぶんこれはいろいろなことに共通して言えることだと思う。

 興味あることや、好きなこと、趣味など、人は高いところを目指したいと思うもの。「 高いところ目指したい 」っていうその気持ちが、競技として、そしてスポーツとしての領域に入っていき、更には仕事としての領域にまでなる場合があるのだと思います。その仕事としての領域に至ることはとても難しくて、そこへ至る人たちはほんと一握りなのだと思います。

 そのどのステップにも「 今より上へ行きたい、今より上手くなりたい、もっと、、 」っていう人の本能的な気持ちが何より大きなパワーの源となっているんだろうな。

 その自然な気持ちがあるからこそ、長い間スポーツで上を目指して頑張れたり、1年間で成長して、更に1年間で成長していく。どんどん高いところへ向かっていけるのだと思います。

 その向上心って人が生きていくために必要なことなんだろうなきっと。だから本能的なものなのかな。



 見方を変えれば、その気持ちって現状に満足することって無いですよね。

 スポーツに限らなくたって、日常生活にさえ、いろんなことに対して言えることだと思うんです。現状に満足することが無いっていうのは。


 
 だから見落としてしまうことがあると思う。

 それは現状のありがたさとか、当たり前だと思ってしまうということ。



 たとえば、

 風邪をひいて高熱が出ていて苦しいとき、普段元気な時がどれだけハッピーか。普段はそれに気づかない。高熱が出て苦しいとき初めて気づく。

 骨折して普通の生活さえできなくなったとき、いつも普通の元気なカラダでいるときがどれだけハッピーか。これも同じく、骨折して普通の生活ができなくなったとき、いつも普通に生活できているときがどれだけ幸せか初めてそのとき気づく。

 食事などや生活に一切の不自由なく、自転車競技できていることがどれだけ幸せか。 ・・・そうでなくなったと思って考えれば、今のありがたさや幸せさがわかる。


      

 そういうことって、気づこうとしなければ見落としがちだと思うんです。

 人は現状に満足することはなく、常に満たされない。高いところへ向かって進み続けていなければ満足しない気持ちを持っているから。

 その、常に満たされない気持ち がスポーツでも、仕事でも、いろいろなことに共通して、向上していくには最も必要な力であり、最大の力の源だと思います。

 必要な力だなこの気持ちは。でも今のありがたさとかも忘れちゃいけないな。

 



 
 そういうこと忘れずに、その本能的な気持ちに身を任せ、高いところ目指してやっていきます。
 
 自転車を競技としてはじめてから、現状に満足したことは一度もない。もっと上へ行きたいと常に思っています。

 選手として大きくなりたい。

 ただ単に脚が強くなりたいだけじゃなくて。( 高校生のときはそうだったけど )

 人との出会いだったり、人脈、応援やサポートしてくれる人がいたり、自分に興味をもってくれる人がいたり。

 そういうこともすべて含めて、選手として大きくなっていきたいです。

 今でも、応援してくれる人がたくさんいて嬉しく思っています。





 まずは今の自分でも背伸びすればできることからやっていこう。

 やるか、やらないか、その2つの選択しか無いから。