寒い雨な日。

　今日は１日雨だった。白く曇った窓ガラスの外は寒いというより冷たい。そんな感じの１日だった。

　

　その日の最初に弾いたときのピアノの音って一番いい。朝でも夕方でもとにかくその日の最初に弾いたとき。

　耳が音に対して新鮮だから。

　音が良くわかる。何回も弾いているうちにどれが綺麗な音の出し方でどれが綺麗じゃないか、わからなくなってくることがある。

　ちなみに学校にあるようなグランドピアノの音と、あまり場所をとらないアップライトピアノの音ってけっこう違って聞こえる。やっぱりグランドピアノの音ってすごく良い。弾く人には違いはわかる。

　今はもう家にいるときの趣味以外の何でもないけど、小学校の卒業するときに書いた作文みたいなものには「 夢はピアノを弾く人 」みたいなことを書いた覚えがある。

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　今日の練習は自宅でローラー１時間。強度のことは気にしない。まずはペダリングを正したいと思って。

　最初の３０分は３本ローラーの無負荷でお尻が跳ねないようにできるだけ早くクルクル回した。２０分くらいした頃やり始めに比べとてもスムーズに回せてる感覚があった。残り３０分は負荷をかけられる装置を付けてこれもペダリング意識して。

　踏むんじゃなくて回す。今日はそのことのみ意識してのローラーでした。

　
　

　ここ数日、夕食の後は何時間も小説の世界へ入り込んでいた。

　小説の中の世界があまりにも綺麗だから、本を閉じて現実世界に戻ってきたときにはため息が出そうになる。テレビとか見ると、その瞬間だけの笑いとか表面しか持たないもの。そんなものを発信されているように思ってしまう。

　何かの話題を大きく取り上げている。その内容が人や何かを攻めるようなことだったり、非難するようなことだったり。大勢で１人を追い込むみたいに。テレビからそういう感じが伝わってきてそれが心地悪かった。

　その瞬間だけの笑いを狙うギャグのようなテレビは今はまったく見たくないな。小説の世界があまりにも綺麗だから。