2013シーズン初戦。


24日に今シーズン初戦となるレースを走りました。

  【レース情報】(チームホームページから)
   第58回グランプリ・モンタストリュック(ウヴェルチュール・ピエールピネル)
   開催日:2013 年2月24日
   開催地:フランス・オートガロンヌ県
   距離:140 ㎞

  【レース解説】(チームホームページから)
   フランス・ミディーピレネー地方の開幕戦としてプロ契約が更新できなかった元プロをはじめ各地からトップアマチュア選手が集結。長い登りは無いが、丘陵のアップダウンとゴール周回の25%勾配の登りが体力を奪うレース。

  【レースレポート】

   レース当日は朝から気温が0℃にも達しなかった。雪が降ってはいるが積もってはいないからレースは予定通りスタートするだろうと心構えた。
   気温は0℃以下、風雪のなかのレースは過酷なレースになることが予想できた。

   

   
   
   

   レースは13時にスタート。
   スタート直後は単発なアタックが起こるが小刻みな動き。集団が大きく分かれたりするような動きではないだろうと判断してアタック打ち合いには参加せず集団前方の風の当たらない位置をキープ。
   やがてそのアタックも集団の反応を見るアタックから抜け出そうとする真剣なアタックに変わっていき集団も縦に伸びて大きく動き始める。その反応を見るためのアタックなのか、抜け出しを考えた真剣なアタックなのかの見極めって重要だと思った。
   集団前方をキープして集団が分裂しても前のグループに残れるようにしていた。

   上り区間に入って集団先頭では力のある選手が抜け出そうともがいていくのが見えた。集団のスピードが上がるから縦1列になる。こういうときの上りってペース配分とか言ってられない。とにかくもがいて前者にかじりつくこと。練習では出せないW数が出ていたりする。そのポイントで強力なメンバーが先頭グループを形成したようだった。自分はそれには乗れずその後ろの追走グループに残された。

   天候は更に悪化して風雪で視界が悪くなる。濡れたバーテープがツルツルして硬いと思ったら凍っていた。ボトルの水も凍り始めていた。

   
   (浅田監督撮影)   
   追走グループもペースが上がらなくて前のグループとのタイム差は1分程。全開で追えば追いつけそうだと思っていて下りでばらけて1人になるタイミングがあったからその後の平坦でそのまま1人で前を全開で追ったが届かなかった。30秒くらいまで縮めたがそれ以上は縮められず。
   

   再び後ろの追走に吸収されて終盤の周回コースに入る。
   
   (浅田監督撮影 *写真の先頭はチームメイトのオオコ)
   20%を超える激坂を5回上る周回コース。自分はラスト2回で自分のいた集団から遅れてしまい1人でゴール。1人で走る自分に「 ジャポネ、ジャポネ 」と声をかけて応援してくれた人たちが暖かかった。
   まだ今日のレースはゴールまでたどり着いてないけど、1人でゴールすることは明らか。

   ゴールまでの道のりを走ってるとき 「 今日の結果は今日の結果としてまた次のレース頑張ろう 」 って思った。優勝者から15分遅れてゴール。結果は43位
   優勝者は去年にスペインのプロチームのエウスカルテル・エウスカディと契約していたピエール・カゾーという元プロ選手。(現在GSCブラニャック)
   

   マイナス思考的には考えたりしてない。そんな過ごし方していたら始まったばかりなのにもったいないから。

  【特に必要だと思った能力】
   ・5分以下の短時間高強度
   ・数時間走ってきてから力を出せること
   ・山を上ったという認識はなかったがアップダウンが多くあって今日のレースの獲得標高は1300mだった。脚にくるアップダウンに慣れる必要があると思った。

   
   (浅田監督撮影)

   ゴール後も自転車は凍ったままだった。