理想の自分を追う。
最近興味を持って読んだ本に書かれていた言葉で強く納得させられた一言がある。直ちにマーカーを手に取り文面に赤い線を引いた。
未来をつくるのは新たな行動だけ
現状に不満や不安を持っている人がいるが、その現状は良くも悪くも、すべて「 過去の原因と結果 」でできている
昔の自身の取った行動や思考の結果が「 現状 」になっている
良い結果も悪い結果も自分が原因をつくっている
今の自分は、すべて自分の過去の行動がつくりだしたもの
未来の新しい結果のために、新しい原因をつくっていけばいい
目標達成のために、今そのための新しい行動をするべきだ
( 与沢 翼さんの本より )
本に書かれていたこの言葉には相当な説得力があり、深く納得させられた。そして今の自分が描く理想の自分とはどういうものかを考えてみた。その理想というものも現時点で描いているもの。人は時間を経て毎日少しずついろいろな経験をしていくうえで少しずつ変化していく。その積み重ねで価値観や思考、そして行動なども変わっていくものだと思っています。だから、今描く理想がこれから一生の理想ではないものだということも気づいている。
でも確かなこと、それは5年後、いや、もっと近い2年後や1年後それぞれの時間に対して今描いている理想の自分になっていてほしいと思っていること。その理想を追って今自転車に乗っています。フランスのレースで勝つために全力を尽くしています。
近い将来には自分に対して、自分の仕事に対して自身が納得していて、胸を張って自分の仕事を誇りに思える自分になっていてほしい。それが今描いている理想の自分。
5年後の自分はどこで何を思っているかも予想がつきません。どんな価値観を持っているのか、何を本当に大事なことだと思っているのかも。ただ、数年後に今を振り返ったとき、今はしっかりしているつもりであるこの自分のことも「 あの頃はまだまだ未熟でガキだったな 」くらいには思えなくてはいけない。数年後に今を振り返って、「 あのときと何も変わってない 」って思ったら、それは成長していないことになるから。
時間と共に変わっていく自分( 思考も行動も口に出す言葉も、選手としての強さも、人としても )を想像し期待することが今のエネルギー源となっています。