全日本選手権大会ロードレース2014 男子エリート

全日本選手権2014レポート】


 結果:20位


 今年のシーズンは大きく分けて5つの大きな舞台で結果を出すことを目標に自転車に乗ってきている。その一つに日本で開催されるこの全日本選手権エリートレースがあった。10位まで与えられるUCIポイントの獲得はU23日本代表選手として絶対に達成しなくてはいけない目標だった。
 年齢的にはU23カテゴリーの自分。しかしU23カテゴリーのレースにはポイントが与えられない。エリートレースへの参加をして戦う理由はポイント獲得のため。


 レースはスタート前から灰色の空が重たく雨の中のレースになることが予想できた。悪天候のためスタート前にレース距離が252kmから221kmへ短縮された。それでも今までに自分が経験してきたどのレースよりも距離が長いレースであったから後半に力を出して勝負できるように温存しながら距離を消化していく走り方をしていた。


 レースは後半に差し掛かり上り区間でのペースアップが苦しい場面があった。キツくて上りきりで遅れてしまい下りの後の平坦で追いつくことの繰り返しを何回かしていた。「 調子は悪くないから耐えれば乗り切れる 」苦しいときにはそんな言葉を何度も自分に言い聞かせて10位までのポイント獲得を目指して走ったが200kmを過ぎてからラスト1周に入る前の上りでのペースアップでメイン集団から完全に千切れて勝負から脱落してしまった。千切れてからポイント獲得が非現実的になってしまいひたすら悔しかった。
 でも、ただゴールラインまで全力で踏み続けることを辞めないことしかできることはなかった。先頭から4分半遅れて20位でゴール。



 エキップアサダ後援会の方々、会場へ応援しに来てくださった方々、雨のなか本当にありがとうございました。表彰台に立ってほしいという期待に応えられませんでした。そしてU23ナショナル代表選手として絶対に達成しなくてはいけなかった10位までのポイント獲得も達成できませんでした。求められた結果を出せない選手という評価は残念ですが結果がすべての競技界なので当然の評価です。そしてこれが今の自分の100%でした。

 応援ありがとうございました。



   


 エキップアサダ後援会の方が作ってくれたおにぎり、嬉しいサポートでした。ありがとうございました。



 苦悩のその先にある勝利を掴んだ佐野選手の姿はかっこよかった。選手1人1人にはそれまでのストーリーがあるからこそ勝った瞬間に感動が生まれる。その一瞬を掴むために僕はまだまだ頑張りたい。