神奈川帰ってきた。


 「神奈川県、ただいま。」 とか羽田に着いたとき思っちゃったんだけど、どんだけボケてるのか僕、

 別に神奈川は僕を出迎えてなんかいない、勝手な妄想でしかない。


 こんな感覚は僕個人が勝手に思っただけで、僕の頭の中以外では、自分が神奈川にいてもいなくても、周りの環境には一切の変化もなく、ただ自分にとって変化があるだけだったりする。



 そう、ただ自分にとって、



 そんなことが、空港特有の平らなエスカレーターの上を流れているとき思った。 なんかおかしくて笑ってしまった。


 「自分の頭の中だけで勝手に作り出しているボケた考え、それが周りの環境に変化を与える」と思ってしまった瞬間、 それを自己満足とでも言うのかな。



 エスカレーターで気づいてよかった。ふふん



 でも、飛行機を降りたとき、沖縄よりだいぶ低い気温とグレーの厚い雲が広がる空、そして見慣れた都会を刺す冷たい雨が懐かしさを感じさせた。



 それに今日はバレンタインなんだってさ、テレビのニュースで気づいた。自分的にはバレンタインだからチョコあげるとか、そういう行事的な理由によってどうこうっていうのがあんまり好きじゃない。

 まあ、もらってないからこんな単独ガンコなこと言ってるんだと思うけど。もらったらうれしいものだろうな。


 
 JCF合宿、終わってしまった。

 僕は今回の合宿を楽しみにしていた。それはたまにしか会えない仲間たちと会うのが楽しみだった。バックに入れて持って帰ってきた後輩が選んで買ってきてくれたお菓子が、合宿中の仲間との楽しい時間をよみがえらせる。


 そして学べることがとても多い。自分が普段生きている5日間(日常生活)と合宿中の5日間は、吸収できるものの量がかなり違うだろう。だからこの合宿の前と後では、考え方なんかがちょっと成長したりする。


 だけど、こういうときのため、または、レースの1日のために、普段自分1人でやっていくものがある。「やっていかなくてはいけない」とマイナスに考えるというのは今の自分にはない。





 僕の頭をこんな良い状態にしてくれたのは、JCF合宿であり、もうひとつのうれしいできごとです。


 メンバーのお父様から電話をいただき、話をさせていただきました。


 その方は、岩手のステージレースのとき、変えることのできないレース中(終わってしまった後)の判断に自分が悔やんでいた時、「お前はよくやった。やった善はどこかで返ってくるぞ。」と言ってくれた。



 電話で精神的パワーをいただきました。ありがとうございます。






 この前、存在した心のモヤモヤは今はないでござる。明日から、良い日々が送れそうだ。

 



 そう、 頭の中の考えで環境は変化しないが、考え方によって、見え方・感じ方が変わることはある。









 これはエスカレーターでは思いつかなかったよ。