出会い。

 今日は、いろいろやることがあって忙しい1日だった。それと同時にとても良い1日でもあった。


 午前、

  世田谷区の寮から、横浜高校へ用事があって行く。

  都会を走る電車の駅と駅の間隔はとても短く、駅から電車が出て行って、次の電車が入ってくる時間の間隔もとても短い。そして、慣れない僕にはとても分かりにくいのだ。

  こんな都会を走る電車を使って、横浜高校へ無事にたどりつくことができた。




 今日あったいいこと。

  同じ横浜高校出身で、陸上競歩をやっている選手がたまたま学校で練習していたから、タイミングを見はからって声をかけてみた。

  彼とは学年が一緒で、学校内の部活の成績などはお互いに知っていた。だけど卒業式の日まで、話したこともなければ挨拶もしたことがなかった。

  彼は部活の実績などがすごくて、自分が自転車で学校を出るとき、練習している姿はチラっと見ることはあった。そして、学校内でこんなにすごい選手がいるなんて、興味がわかないわけがない。


  選手としての考え方、日々の練習するときの気持ちの持ち方、スポーツ選手としての生活、試合に対する精神面について、選手としての精神的なこと。

  前から思っていたことだが、彼は僕なんかよりもずっと素晴らしいことだろう。僕はダメな要素が多いので。少なくしようと工夫はしているけど、(部活に取り組む姿勢など、スポーツ選手として大切な要素)わかりやすく言うと、選手が勝利へ向かうにあたって日々をどう生きるか。

  だから、話をしてみたいと思ったし、お互いに共感できることがあるだろうと思った。


  今日、初めて話したが、やはり「すごい」という一言が口から出てくる。それと同時に、自分に対して「俺、彼のようになれ」という言葉が頭に思い浮かぶ。

  だから、競技は違っても、同じスポーツ選手として、尊敬してしまうのだと思う。同じ年であり、同じ学校(身近であったから)




 陸上競技競歩でそんなすごい実績を持つ彼と話せるとは、良いこと。そして自分にとってプラスになるのです。だからこういう出会いをこれからも大切にしていきたいと、帰りの東京行の電車の窓の外に見える景色を見ながら、心の中でつぶやいた。







  ありがとう。お互い目指すところへと向かって、頑張ろう。同じスポーツ選手として、同じ横浜高校卒業生として。