強い者が勝つんじゃない。勝った者が強い。

 タイトルの一言は自分が高校2年のとき、まだ全国トップレベルの選手たちに実力で大きく劣っていて、でもレースでどうにか彼らと同等に戦えないかと思っていたとき、レース前に、レースを走る勇気を持つためによく頭の中でつぶやいていた一言。

 意味はそのまま。勝つ者は決まってなくて、勝った者が強いということ。だからレース前に自分より実力のあるだろうと思う選手を見てビビらないで走れよ。先入観はいらない。

 ってことです。




 連日レースがあると気持ちがかたくなるんだろう。自分の場合はです。



 14日から16日までの3連日のレースが終わってから、17日は自転車には乗らずに体を休めた。そして18日はアンカーU23の練習5時間を一緒に行って、今日19日はまた1時間半軽く乗ってきました。

 そして今日の朝に走りにいったときは、丘の上から見える自然の風景がきれいだと感じた。きれいだと思ったら止まって写真を撮る。そんなふうにフリーに走るのが好き。

 フランスの田舎道からの景色はとってもシンプル。だけどそのスケールが大きい。区切るものがない広い空や一面に広がる畑などが。






 今日は家でのんびりしているけど、明日からまた20日・21日と2日間レースを走ります。


 もう何本もレースを走って、それを自己分析をして勝つためにはどうしたらいいかを考えてる。前回の記事に書いたこ反省事もそう。それを無くせばいい。

 明日こそは勝てるかもしれない。

 そう思うことは楽じゃないし簡単には本心がそう思ってくれない。自信を持ちたくても自信になる材料がとても少ないから。

 

 「 明日勝てる気がする。勝つ 」と言ってるより、「 おれ自信ないよ、勝てる気がしない 」と言って逃げているほうがずっと楽だということは知ってる。



 だけど、

 明日は勝てる気がなんとなくするんです。

 根拠やそう思える材料なんてないです。勝手にそう思ってるだけです。

 この前の15日のレース走ってるときに気づいた。最初の頃はここはフランスだからと言ってレース中フランス人にどこか遠慮してたり譲ってしまったりびびってたりしてたけど、今はそういう要らないものは消えてきてる。

 要らない遠慮などは自然と消えてしまえばいい。



 
 明日頑張って勝ちを掴む思いで走ってきます。