思ったこと。

 いろいろな経験をすることってこの先にその経験をしたことが生きてくるんだと思う。ほんとにそう思う。

 自分はまだこんな薄っぺらだけど、でも今までの経験や実体験が人に何かを伝えたいときに役立ったことはあります。


 
 たとえば、友達が自分に経験のないことや未知の領域の話をしてきて相談を求められたとする。その友達が悩んでいても、自分にその経験がなくそこで感じる気持ちに共感ができなかったら相談に乗ることもできない。

 そしたら軽々と簡単に「 そんなことで悩んでるのか 」とか「 そんなのこうすればいいじゃん 」とか無神経な言葉を言ってしまうかもしれない。それは真面目な気持ちで相談してる側からしてみたらすごく嫌なことだろう。自分が悩んでいること、どうしたらいいかわからずにいるときに、そんな一言でまとめられるようではその友達には相談などできない。というか話そうとも思わなくなる。

 でも自分にも似た経験があって共感できることがあるとしたらその友達と真剣に語れると思う。そう考えたら、自分がいろいろな経験をするほどに共感のできる友達が多くなるということだろう。

 そしてまた経験のある人とない人が言う言葉は重みが違って、気持ちを動かす力も違う。

 



 今年フランスへ行けたことは自分の中では大きな出来事でした。

 この2ヶ月半で今まで自分が踏み入れたことのない未知を知ることができた。世界で走れるプロ選手を目指していくためにクリアして行かなければいけないステップを一歩ずつクリアしていく。その難しさと厳しさを見てきました。これも経験です。

 その経験をする前は、そこがどういうところかも知らないわけだし、自分が今まで走ってきたのは国内のジュニアのレースと学生のレース数本ほど。そこで結果を出す人はやっぱりすごいと思う。

 だけど、今までそこしか見えていなくて、それ以上広いところはどんなところか確かめようともしていなかった自分は、どれだけ視野が狭く、小さい中でやっていたのだろうかと思った。

 そう思うのは今年のフランスの経験があるからこそ。

 それによって意識が変わる。意識こそが自然と変わってくれればそれで良い。意識が変わればあとは生活から練習までが自然に変わるからだ。

 


 結果として目標を達成できるかできないか。そんなことはやってみないとわからないけど、今はその目標を達成させるために必要で今できることを精一杯やって積み重ねていけば良いと思う。

 良いときもそうでないときも、良いイメージを持つことって大事だと感じるときがある。マイナス思考は何も生まないから。


 
 


 さて、本ちょっと読んで寝よっと。