本っていいね。

 昨日はどんよりとした重さを感じさせる天気だった。

 雨がシトシトと降っていたし、灰色の雨雲は分厚くフタをするように地上を覆っていていつもに増して色の濃い雲が地上に向かって低い位置にあるように見えた。その様子が少し圧迫感を感じるようなあの雨の日の独特な雰囲気を作り出しているように思う。

 天気によって自分の気分まで引きずられて、雨の日は気分までスカッとしないのはいつものこと。

 



 
 そんな日は本屋に行くことが多い。

 何か探している本があるわけではなくても、最寄りの辻堂駅の北口にあるテラスモール内の有隣堂へ行きたくなる。

 数多く棚に並ぶ本のタイトルを見たりして気になった本をパラパラっと読んでみたり、そして「 これ読みたい 」と思う本が見つかるときと見つからないときがあります。

 その、読みたいと思う本も1ヶ月前や2ヶ月前、半年前と比べると書かれている内容が違ったり、違う考え方で書かれた本だったり、物語を楽しむ小説だったり、そうではなく考え方の参考になる本だったりといろいろです。

 それはきっと、そのときの自分の気持ちとか考えによって読みたいと思う本も全然変わってくるんだと思う。だから本屋を歩くと気持ちの表れを感じやすい。3ヶ月前読みたいと思ってた本に興味がなかったりする。3ヶ月後どんな本読みたいと思うかな、、、

 

 本を読んでいて納得することが多かったり、共感することがあったりすると気持ちのどこかで安心するんだと思う。別に本を安心するために読むっていう意識はないし、本に書かれてることが正すべき考えであるものだと決めつけたりはしてない。

 でも、昨日買った小説も共感することだらけで読みだすと止まらない。




 今日もきりのいいところまで読んでから寝よ。



 いつか小説書いてみたいとも思った。