TROPHEE DES BASTIDES レースレポート
【レース情報】
-レース名:『トロフェ・デ・バスティド』(TROPHEE DES BASTIDES)
-カテゴリー: 1.2.3カテゴリー
-距離:135km
-期間:2014年3月16日(日)
-開催場所: フランス・ロテガロンヌ県
【レースレポート】
昨日に続き2連日となる日曜日のレース。前日にレースがあった場合のレースはスタート直後がきつくてレース開始1時間後くらいから体が動くようになってくる。だからこの日は家での朝食後にローラーでアップを入念に行ってシャワーを浴びてからレース会場へ向かった。
この第1.2.3カテゴリーのレースは力勝負で勝ちたいレースレベル。毎レースで課題を見つけて次のレースではそれを確実にクリアしていくことを強く意識している。そうしていけば一歩ずつ成長していけるはずだ。だからこの場での経験というのはすべてが血となり肉となる。そう思っている。
レーススタート後に集団先頭でのアタック合戦がいつものように動くが、その日は先頭での逃げを打つ展開には普段に比べ加わらなかった。中盤や後半に必ず有力選手が起こす強烈なアクションがあると予想し今日はそのポイントで力勝負をすると決めていたからだ。
確実に大きなアクションが起こるだろうと思っていた上り区間より手前で以外にもダラダラと先行した選手たちが集団を離していくのが見えた。これはアタックして追走を試みるか、少し先に待ち構えている上り区間まで集団で行ってそこで追走をかけるべきか迷った。しかし後者を選んだ。この判断は悪くなかったと思う。
上り区間で追走をしかけ前に見える15人ほどの先頭グループとの差を埋めていった。追いつこうとオールアウト寸前で踏んだが上り頂上でギリギリ追いつけず下りへ。一気に離され後方集団へ飲み込まれる。自分が昨日のレースも同様に有力選手と見ていたミカエル・ラルプ選手が右から抜いていき強烈なスピードで上って行って前へ合流したようだったが、これは真似できなかった。
メイン集団では逃げにチームメイトを乗せることができなかったチームが隊列を組んで集団をけん引。集団後方でこの集団が先頭を吸収することを願って最終局面の厳しい上り区間に備え温存した。結局30人ほどに絞られたメイン集団も先頭数名を吸収はできぬままラスト15km。ここから本格的に厳しい上りと下りの連続する区間が続く。
優勝争いは外してしまったが、力勝負をしに来た今日はこの集団では先頭でゴールすることを再度強く意識した。上りの入り口からペースアップし即バラバラになる。30人ほどが一気に6人にまで減った。絶対に先頭を外さないようにペースアップとアタックには喰らいついた。アタックされないように6人のグループを一定ペースでできるだけ速く前を引いてはみたが、後ろからアタックされて効果がないと判断して同じ動きをするように切り替えた。
その6人スプリントでは2番目にゴールに入りこのレースは11位。
力勝負は有力選手の乗った先頭グループでやりたかった。先頭を外してしまい優勝争いできなかったことは残念だが、今日の最終局面の厳しい上り区間での走りは必ず次に繋がると思う。
その他にも、厳しい上り区間で力のある選手がどういう力の使い方・出し方をしているのかをこの2連日のレースで2日ともミカエル・ラルプ選手を見ていて得るものがあった。