「GP Marcel Bergereau à Saintes」 黒枝士揮選手、優勝。

【レース情報】
 -レース名:『GPマルセル・ベルジュロー』
 -カテゴリー:FFC 1.12.1(フランスアマチュア最高カテゴリー)
 -距離:127.5㎞(25.5km x 5)
 -期間:2014年8月17日(日)
 -開催場所:サント(仏シャラントマリティム県)


【レースレポート】
 エリートナショナルレース。
 今回のレースは平坦基調ではあるが多少のアップダウンが混じる1周25kmの大きな周回を5週する125kmのコース。平坦のスピードレース。こういうレースは場所というよりは展開の重要性が増す。U23日本人選手は11人での参加。


 スタートからハイペースでレースは始まりどこのチームもアタックを打ち合い逃げをつくりたがる。常に50km/hを超えるハイスピードの展開が続く。ジャパンチームとEQA U23チームもアタックの打ち合いに参加しすべてのアタックから決まりそうな逃げには誰かが乗りレースを支配するように理想の展開をすることができていた。


 レースの半分を過ぎたくらいで集団の動きとアタックをする選手が途切れた一瞬に自分でアタックして3人の逃げをつくった。3人では人数が少なすぎる。これが勝ち逃げになるとは思っていなかったが全開で逃げた。自分が逃げに乗っていることで集団にいる1チームとして走っているジャパンチームの選手たちにも大きなメリットがあるだろう。


 先頭3人での逃げは集団がタイム差を縮めた際に崩壊。そこからもう一度アタックして単独での逃げに入った。自分が集団に吸収された際に温存していたジャパンチームが多く乗った勝ち逃げを決めてもらおうと思ってある意味、捨て身の独走だった。


 自分が吸収されるタイミングで理想の展開通りにジャパンを5人含む14人の逃げができてそれが勝ち逃げとして決まった。そこから更に8人に絞られた先頭グループには黒枝士揮、小石、徳田優が残りゴールスプリントで黒枝士揮選手が優勝した。ジャパンチームとして理想の展開でレースを進めることができて最高のカタチでレースを勝利できたことがすごく嬉しい。

 ほんとに嬉しい1日だった。


   
   (徳田鍛造、黒枝さん、小石)


 今年の最初からワールドカップ戦を一緒に走ってきたU23ジャパンメンバー皆でこの夏もフランスのレース走れることを嬉しく思う。