今シーズン欧州レース初戦、GP de MONTASTRUC


今シーズン欧州レース初戦となるエリートナショナルカテゴリーのGP de MONTASTRUC
過去2年もシーズン初戦はフランスでこのレースを走ってきて今年で3度目のレース。今年はタイ合宿で乗り込めたこともありシーズンスタートから調子の良さを感じている。コンディションも良いので順位を狙いに行くレースをした。


スタート直後からアタックの打ち合いが起こり自分もそれに加わっていく。久しぶりに走るフランスのレースの感覚を思い出しながら最初の1時間を走った。集団から抜け出して逃げに乗りたがる選手は多いがなかなか決まらない。こちらのレースの場合、逃げが決まるのは大きく分けて2パターンがある。

平坦区間などで場所というよりは展開によって決まる逃げか、登りなので強い選手が集団を引きちぎるほどの力ずくで決める純粋なパワーで決まる逃げか。こちらは相当のパワーがいる。去年はこの攻撃に対して出せるパワーが全然足りず受け身を繰り返してしまったが今年はこの攻撃をする側に立ちたいと思っている。


平坦区間で数名で抜け出す場面があり集団から少しリードして登りに入ったが後続が登りをもがくスピードが思っていたよりも速く簡単に飲み込まれた。400wオーバーで登っていてもそれを1列で集団が簡単に抜いていく感じ。結局、そういういくつかある登り区間に集中して力を溜めていた有力選手が力ずくで集団を引きちぎって決めた逃げが今日の勝ち逃げだった。ここれに乗れていけなかったのが今日の失敗。

20人以上の先頭グループに乗り遅れたあとも後方集団から5人や4人で抜け出して前に追いつこうと全開で追走をしたがタイム差は開く一方、順位を狙うレースをするとしてスタートしたが今日は素直にダメでした。30位くらいでゴール。



レースは4時間とか5時間とか時間は長いが勝負はいつも一瞬。今日はその一瞬に前に乗れるか乗れないかが分け目となった。久しぶりのレースを走ってその一瞬を見極めてその一瞬に全神経を集中させて全開になれるかどうかがどれほど重要かを思い出すレースとなった。


今年は足踏みを繰り返すのではなくしっかり加速して成長していきたい。同じ失敗は繰り返さずに来週のレースは今日の反省をクリアしてその先で得るものを得られる走りをしたい。




面手 利輝