アマチュアクラッシックレースの2連戦。


14日と15日はアマチュアクラッシックレースの2連戦。このレベルの高い2レースで今年は自分がどこまで迫れるかという楽しみな気持ちと程よい緊張感を持ってこの2連戦を迎えた。


3月14日 CHATEAUROUX-LINOGES(フランス、1.12.1)


コースはCHATEAUROUXという街からLINOGESという街まで南下する162kmのラインレース。前半には多少のアップダウンがあるものの平坦基調で100キロを過ぎてから数キロの上りがいくつかあるコース。強力なチームが来ているので後半の上りには必ず集団が破壊に掛けられる。そこを重要な局面と見て、自分はそこに向けて力を温存させ順位を狙うゴール勝負をするレースをするという作戦のもとスタートラインに並んだ。


スタート直後から各チームの逃げに乗ることを任された選手たちがアタック合戦をして集団はハイペースで進むがアタック合戦の末3人の逃げが決まり集団のスピードは緩み落ち着くとタイム差最大6分まで開く。


やがてメイン集団は逃げに乗せていないチームが牽引を始めタイム差を縮めながら110km地点の3kmの上りへと向かう。ここの上りで集団は絞られるだろうとどこのチームも警戒して隊列を組んで上り入へ向けて位置取りをしていた。自分も集団前方で位置取っていたが1人で好位置をキープするのは簡単ではなかった。


上りに入り予想していた通りスピードが上がる。先頭ではAG2Rチームがペースを上げているのが見えた。人数を減らしながら頂上へ近ずいていったが頂上手前ギリギリでスピードに耐え切れなくて30人程にまで減った集団にギリギリ残ることができなかった。下りで全開で追ったが前には追いつけなく後方集団に取り残されてしまった。


そのあとはゴールまで5人で前を追い続ける形でゴールまで帰ってきた。タイム差は開く一方で追いつくことなんてできないのだけれど、その時にできることってそれくらいのことしかない。繰り返してしまうその状況に今日もまたどうしようもなく悔しい。
今日はそこが重要な局面だとわかっていながら上りで集団に残れなかった。結局、上りで30人程まで人数を減らした集団は逃げを捕まえたようだったが今日自分がそこに残って最後までレースに参加できなかった。力が足らなかった。



3月15日 Bordeaux-Saintes (フランス、1.12.1)

166kmのレース。レース終盤の展開に備えてレース中盤にはチームメイトのサポートを受けて集団内で走っていたが腹痛を起こしてしまう。腹痛に耐えながらもレースに再度集中しようとしたが、レースに集中できずに気持ちが受け身姿勢の苦しいレースをしてしまった。今日はベストな状態でない自分では戦えないと思いレース中に集団内にいるチームメイト全員にそれを伝えサポートにまわろうとしたが身体にも頭にも目にも余裕がなくなり、


今日はもうこれ以上は走れないと思ったらその時点でその日はもう終わりを意味している。集中域に入れず気持ちが受け身になったらレースは一気に苦しくなる。今日はレース中に気持ちが受け身になってしまったことが何より悔しい。110km地点で集団から千切れてレースを降りて回収車に乗った。



【この2連戦を走って】
まだまだ全然足らない。成長スピードが。ここ数ヶ月で自分の成長は今までで一番感じていたけれど今年このレベルの舞台、またはもっとレベルの高い舞台で結果を出さなければいけないと考えたら今の成長スピードでは足らない。


週単位で強くなって、毎週のレースで課題をひとつずつクリアしていく。そして月単位で目に見える確実な成長をしていくこと。1レース1レースを走って順調に成長を続けていくことが今の自分の課題です。そして大切なこともうひとつ、たとえ今日がダメな日であったとしても自信を失わずにやっていくこと。

自分だけではなく、今ここで一緒にレースを走っているジャパンメンバー皆に共通して大切なことだと思っています。


恐ろしいほどの速さで過ぎ去っていく日々の中で引き続き成長を加速させていきたい。今年の自分にはそれができるはずだから。