U23ネイションズカップ2戦目、LA COTE PICARDE (ラ・コート・ピカルド)


ネイションズカップ3連戦中、2戦目は北フランス開催のLA COTE PICARDE

【レース情報】
『ラ・コート・ピカルド』(LA COTE PICARDE)

  • カテゴリー:UCI Europe Tour 1.Ncup
  • 期間:2015年4月15日
  • 距離:180km
  • 開催場所:フランス・ピカルディー地方

結果:リタイア


去年このレースでは黒枝選手(現 NIPPOヴィーニファンティーニ)が15位以内のポイント獲得圏内でのゴールスプリントで落車をしてしまい結果には繋がらなかったが、自分の中では初めて世界と戦えたことを黒枝選手に実体験させてもらったレースだった。
コースも自分に合っているこのレースに対する想いは特別で、今年は自分が勝負して自分自身の目標でもあるU23カテゴリーのうちに世界トップ10入りをすること。それをここで実現させることを今年の目標としてずっとやってきた。



写真:JCF

【レポート】
JAPANチームは自分と小石選手をエースとして2人のどちらかがトップ10入りを狙うレースをする作戦でスタートしたが、スタートして1時間で自分はエースという責任ある役割を今日は背負えないことをチームメイト全員に伝えた。レース2日前にひどい腹痛と38.5℃の熱を出し体調を崩してしまい起き上がれないほどの体調不良を起こしていた。

レース当日には体調の回復を祈ったが、レースをスタートしてみるとどうしようもなく身体に力が入らなくて集団内を走っているだけで全く余裕がなく勝負するどころの状態ではないことがすぐにわかってしまった。



チャンスを貰っていたレースだったから尚更悔しいが、エースには責任がある。それを今日背負えない状態なら他選手に託すべきた。この判断は間違っていなかったと思う。悔しくないわけがないが仕方がなかった。最後勝負するエースという役割を他選手に託しアシストする側に切り替えて、走れるところまでできる仕事をしようと思いボトル運びをしている最中にコースアウトして畑に落下して落車。


腹にサドルを打ちつけしばらく息ができなかったときは一瞬もう何もかもが嫌になった。その場でレースをリタイアした。


レースは最終局面で小石選手と小橋選手が先頭集団に残り小橋選手は集団前方の良い位置でゴールスプリントを開始できたようだったがゴール手前で数人の落車に巻き込まれてしまったようだった。チームとしても惜しく悔しい結果となったが、一番悔しいのは他でもない小橋本人だろう。



自分はネイションズカップは2戦中2戦とも落車リタイア。出走予定だったオランダでの3戦目ZLMツアーは状態の悪い自分はスタートメンバーから外れこれで自分のネイションズカップは終了です。

2月3月のネイションズカップに向けての準備は順調でコンディションも良い状態で4月を迎えられたが、大事な本番で何も成し遂げることができなかった。本当に悔しがるのも疲れ果てたくらいものすごく悔しい気持ちで日本へ帰ることになるけど、これはもう個人の問題。少し時間を置いて気持ちをリセットしたい。それで気持ちが切り替わったら、また新しい目標を立ててもう一度前を向いて進んでいきたい。



応援ありがとうございました。
面手利輝